大正時代に、鍼灸の名人で
澤田健先生という方が
いらっしゃいました。
その先生が、作られた鍼灸のいろは歌があります。
それを、
はりきゅうの 喜らく バージョン
にして・・
次回から、すこしずつお届けしようと思っています。m(._.)m
では、本家本元の
【鍼灸いろは歌】 《沢田流》 から・・・
[い]: 「いのちより長きを希う人々よ、脛の三里を常にたしなめ」
[ろ]: 「肋膜炎と胸の動悸を治すには、手の郄門が何より効く」
[は]: 「腹痛が食い合わせより起こりなば、直ちにすえよ裏の内庭」
[に]: 「にわかなる胃の痙攣を止むには、膝の上なる梁丘の穴」
[ほ]: 「ほこほこと、冷えたる腰を温むに、腎兪・次髎・三陰の交」
[へ]: 「勉強や仕事がすぐに倦きるとき、脾兪・中脘・身柱・肩井」
[と]: 「突然に腹痛くなる盲腸は、気海をすえて跡形もなし」
[ち]: 「中耳炎、痛み烈しきその時は、照海・曲池・三陽の絡」
[り]: 「淋病や消渇などで悩むには、時入・中極・次髎・曲泉」
[ぬ]: 「ぶばたまの子ゆえの闇に迷うなよ、可愛ゆき子には、身柱一穴」
[る]: 「瘰癧や腺病質も案ずるな、肩井・曲池・肺兪がよし」
[お]: 「女には命定めという産(出産)も、脾と腎兪でいつも安産」
[わ]: 「わきが(腋臭)にもお灸は実に効くものぞ、天宗・極泉・曲池・少海」
[か]: 「肩こり は種々原因もあるなれど、まず肩井や肺兪・天髎」
[よ]: 「癰疔やねぶとその他の腫れ物は、養老穴と手の三里」
[た]: 「耐え難き痔の痛みには、承山と孔最・百会・気海・中髎」
[れ]: 「リウマチや神経痛は、いずれも痛む穴所に直ちに灸せよ」
[そ]: 「卒倒や脳貧血を治すには、手の三里・足の三里・少沢に灸」
[つ]: 「月々のめぐり(月経)の度に苦しむは、肝と腎の兪・気海・外陵」
[ね]: 「寝小便・冷え症などは、関元に身柱・腎兪・中髎で止む」
[な]: 「内膜(子宮)炎や卵巣炎は、三陰交と志室・次髎に陽陵の泉」
[ら]: 「老衰や高血圧を防ぐには、曲池・足の三里・百会・肩井」
[む]: 「むなさわぎ(驚悸)・動悸・息切れ治すには、
巨闕・膈の兪・気海・郄門」
[う]: 「うんうんと気張って便の出ぬ時は、神門・承山・足の三里・大横」
[い]: 「胃下垂や胃アトニーには、肝の兪と胃兪・腎兪・臍の周囲を」
[の]: 「のどの痛み、扁桃腺が腫れたらば、少商・曲池・照海がよし」
[お]: 「おお痛と頬を押さえる虫歯には、上は解谿、下は偏歴」
[く]: 「ぐずぐずと鼻塞りする蓄膿は、顖会・合谷・天柱・肩井」
[や]: 「やれやれと足腰さする疲労には、腎兪・次髎・三里・陽陵」
[ま]: 「まてしばし子無き婦人も嘆くなよ、脾兪・腎兪・次髎と気海・外陵」
[け]: 「軽微なるカゼと思うて油断すな、直ちにすえよ、後谿・風門」
[ふ]: 「二日酔い、頭痛、吐き気で悩む時、足の三里・築賓」
[こ]: 「後谿は、感冒や肺炎・チフス等、すべての熱を引き下げるなり」
[え]: 「疫痢だと気づきし時は、いち早く、気海・天枢・命門(小児用)」
[て]: 「手が痛み、腕の上がぬその時は、臑兪・天宗・曲池・肩髃」
[あ]: 「足三里・陽陵泉に地機と風市・承山は、脚気治す穴」
[さ]: 「さいさいにお腹壊して痩せる子に、
身柱・少衝・命門(小児用)さらに天枢」
[き]: 「灸の字を久しき火とぞ読みなして賢しき人は百日のきゅう」
[ゆ]: 「雪の下、救命丸も効ぬ時、身柱・少衝、ひきつけを治す」
[め]: 「目の病、結膜炎やほしめ等 、曲池、肩井、足三里、肝兪」
[み]: 「みぎひだり、床に睡れぬその時は、身柱・肝兪・足の三里・肩井」
[し]: 「腎臓で顔や手足のむくむには、地機・水分に解谿がよし」
[え]: 「えくぼより健康美こそ尊とすれ、脾兪・曲池で肌はすべすべ」
[ひ]: 「びいびいと腹下りして痛むには、水分・気海・梁丘・天枢」
[も]: 「ものもらい瞼に出来てうるさくば、二間・曲池ですぐ消えるなり」
[せ]: 「喘息や百日咳に悩むとき、中府・上脘・肺兪・尺沢」
[す]: 「すらすらと重き病は直らぬぞたゆまずすえよ根を絶やすまで」
それでは次回から (๑◕ܫ◕)ノ゙
今日の 気 ま ま な カ メ ラ
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