鍼灸の治療道具の中にてい鍼という鍼があります。
皆さんが想像している鍼灸の鍼は
皮膚の中にブスリと刺入する鍼の事を想像されると思いますが
古代から皮膚に刺さなくて接触したり皮膚に近づけて
気を調整する鍼がありました。
その鍼の事を鍉鍼(ていしん)といいます。
最近はその不思議なてい鍼にはまり
とうとう自分で作ってみるようになりました。
グラインダーで金属の棒を削り
鉛筆状にしたものを作っていました。
今回、鍼の先をカモノハシの口ばし状に削ってみたところ
驚きのてい鍼が出来上がりました。
通常は手にてい鍼をかざしてみると
気のビームがまっすぐに届きます。
しかし、このカモノハシてい鍼は山になった半円に強くビームが届きます。
ビームが半円しか感じません。
不思議ですね!
この直線状にビームが届くてい鍼と
半円状に届くカモノハシてい鍼をつかうと
面白い治療ができるのではと考えるようになりました。
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